1949-08-22 第5回国会 衆議院 農林委員会 第44号
しかしこれはあくまでも私有権を尊重いたしまして、決してこれを強制的に取上げるとか、あるいは使用するとかいうような乱暴な考え方は毛頭持ちませんけれども、國土保安の上から、そうい処置もやむを得ないような日本の現状ではないか、かように考えるのであります。
しかしこれはあくまでも私有権を尊重いたしまして、決してこれを強制的に取上げるとか、あるいは使用するとかいうような乱暴な考え方は毛頭持ちませんけれども、國土保安の上から、そうい処置もやむを得ないような日本の現状ではないか、かように考えるのであります。
その委員会の決定は國土保安に任ずる方の代表者の主張が随分弱いものじやないか。從つて無理な開墾が行われるところが随分ある。各府縣でこれは指摘することができる。私は両院議員有志の組織する議員懇話会の総代をやつていますが、各府縣の報告がある。併し各縣でそういう委員会において建設省関係の方面の意見が通りにくい。
推算によりますと一年に一億五千万石の生産が予想されるに拘わらず、需要は二億五千万石という、年々一億万石も余計生産率よりも消費しておつたというようなこと、殊に里山が手近いためにどんどんと利用されまして、遂にその結果は河川の洪水を起すというような被害が年々繰返されておるような情勢になつておるのでありまして、どうしても國土保安の上から申しましても、一時の急いで森林の復活をしなければ國土危うしと言つてもいいと
この重大ななる仕事は、ひとり政府の施設のみならず、愼に國民諸君が國土を守る上に、國土保安の精神に燃えて絶大なる御協力を要するのであります。 御決議になりました通り、最も近き機会に、政府はこの國土保安のための挙國造林の計画を立てまして、皆様の御協賛を得たいと考えておる次第であります。
思うに我が國の如き災害、殊に水災害のしばしば到る國においては、先ずこれを未然に防止する施策を講ずるとともに、(本会においては、このため從來数回に亘り「國土保安地帶」の設定、総合「國土省」の設置「総合國土審議会」の設置等の諸施策の実施を要望して來た)、その一たび発生するや、法案規定の如き水防組織を整備し、水防活動を実施することは、その趣旨においては、何ら異論をさしはさむものではない。
○森國務大臣 森林行政について、國土保安の上から、治山治水の意味から、建設省に合一したらどうだという御意見でありますが、農林行政の中に、林野廳という外局をつくりまして、これによつて森林行政をやつておるわけでありますが、もちろん治山治水と密接な関係を持つております。また建設省の上におきましても、國土保安の上から渓谷の土砂扞止等のようなこともやつておるのであります。
國土保安の上から申しましても、一日も早く手をつけなければならないのでありまして、山林は御承知の通り冊植樹いたしましても、数年間というものは非常な手間がかかりまして、そうして林相を持ちますまでには相当の年数を要するのであります。
国有林の問題につきましては、この政策の上から財源として考える点もありまするが、國有林として國家がこれを経営するよりも、環境のいかんによりましてはむしろこれを民営に移して経営さした方が、國土保安の上から、森林造成の上から申しましてもいい、こういう立場のものは民間に國有林を移して行きたい、かように考えているわけであります。
今日本材の需要のことは御承知の通りでありまするから、これはある年数において更新しているということで、初めて山林経営の目的を現わして行くのでありまするから、国有林としていつまでも持つている、これを民有林にやると、濫伐、過伐してしまうというようなことでは、これは國土保安の上からたいへんなことになるのであります。
昨年來満州なり或いはシベリアから引揚げて來ましてこういう開懇事業に体驗を持つ優良な人の入植を見まして、現在で二万五千世帶が入つておりまするが、更に現在待機しておる人もありまするので、この一万世帶を二十四年度においては入植して貰うということもやりまするが、この開懇、開拓がややもすれば行き過ぎまして國土保安を乱すような平地林の用木材を伐採して、そうして耕地に仕向けるというような各地に摩擦が起きております
これは削減の率は農業関係に比較しますと少いようでありますけれども、元來農林関係は、当初要求額そのものが、非常に内輪の見積りで窮屈なものであつたがために、この削減というものも致命的なものでありまして、現に治山事業費のごときも國土保安上、特に治山治水には努力をするということを大臣は言明しておられますけれども、本年度におけるところの事業内容というものは、昨年度に比較して著しく圧縮しなければならぬということになつております
殊に水害等の問題は、すでに國土保安の上からやかましく問題になりまして、建設省の携わつてやつておる仕事であります森林の荒廃が、非常な原因をいたしておることは私が申し上げるまでもないのであります。特に現政府といたしましては、國土保安の上から治山治水に力を入れて行きたい。治山治水に力を入れる今日の仕事といたしましては、御承知の通り里山があまりにも濫伐過伐になつておる。
どうしてもこれは國土計画として國土保安の上から申しましても、この急流であり流域の短かいという河川に対しましては、一時に水が出て、水のないときには旱魃する。こういう両弊害を伴うのでありますから、今お話のようなダムを設けるということは、不要の民を貯蓄いたしまして、必要なときにその水を利用するという目的から、まことにいい事業であるのであります。
そこで森林所有者と農地委員会との摩擦ができまして、はなはだ遺憾なようなことになりましたことと、それが遂に平地林を開墾するというようなことから、防風林がどんどん切り拂われるというようなことになりまして、これはまことに國土保安の上から申しましても、遊水地帶を持つておらなければならない地方が開墾されてははたいへんだというので、昨年の一月と記憶いたしますが、開墾局長と林野長官との名前において、そういうような
そこで國土計画を立てるに当りまして林野の利用区分をはつきりと決めて、これを法制化によつて裏付けして、いわゆる利用を変更する、例えば開拓をするとか、その他の利用に移す場合には、國土計画の一環の中でこれをするというような強い方策を設けて、林野区分を七〇%くらい残さなければ、日本の國土保安は保たれないと私は思うのでありまして、このために我々はどうしても國民の大きな課題として解決しなければならないと思うのであります
なおお話のような造林法の制定でありますが、これは自己の山であるから伐採後何年捨てておいても自分の自由だという氣持は、國土保安の上によろしくない。そういう場合に法の力によつてその山林所有者、土地所有者に植林を慫慂し、もしどうしても植林が自分の力においてできない場合においては、地方の森林組合の力によつて、植栽せしめるというような法制を考えておるのであります。
(拍手)今回公共事業費の中におきましても、この山林経営の上においては特に力を注いで、國土保安の上に力を盡したいと考えております。 また地方税制の問題についてお話になりました。これは地方税制改正委員会において、地租の増額その他を研究いたしておるのでありまするが、竹山君も御承知の通り現在の地價は米價二十円何がしのときに制定せられた地價であります。
森林面積が戰前の約半分になつたのに、戰前の二倍近くの木材を伐採しなければならないことは、日本の森林資源にとり異常の負担であると同時に、國土保安上の危機であります。この事態に政府は如何にして対処せんとするが、政府の具体的な方針を承わりたい。(拍手)政府は從來造林、治山治水、林道開発等の各五ケ年計画を発表しておりますが、いつも実行が伴わないのであります。
お述べになりました通り、誠に山林の荒廃は遺憾な点がありまして、戰爭中過伐、濫伐を続けました結果、殊に薪炭、製材等の便宜から、里山というものが非常に荒廃いたしておるような状態でありまして、國土保安の上から申しましても一日も捨て置けない状態になつております。
なお開墾地について、林野の計画との問題をお尋ねになつたのでありまするが、未墾地の買收がややもすればその方針を逸脱するような場合もできて参りましたので、昨年の末、未墾地買收予定設定の基準を定めまして、この基準に基いて、國土保安の上からこの未墾地は農地に開放してもいいか惡いか、愼重なる審議を経ました後において、これを買收し耕地にして行きたい、かように考えておるわけであります。
一大藏大臣が折衝することではなくして、國土保安費であるとか、地方の配付税であるとか、六・三制の費用であるとか、失業対策費のごときものは、議会全体の國民的輿望をもつてアメリカに交渉をすることが私は必要であると考えるのであります。
本年建設省関係で報告されておりまする災害の数字というものは、大体五百十七億というふうに伺つておりまするが、これに対して六十億、しかしその中には農林省関係その他も含んでおるのでありまするから、きわめて微々たるものに相なると思いまするが、この程度をもつてしてはたして國土保安が保障せられ、民生がそれによつて安定するものとお考えになりますかどうか、まずその辺からひとつお伺いしたいと思います。
森林行政の今日解決せられなければならない面は多々ありまして、たとえば今度の未開墾地の問題で現われているように、森林というものがもう少し営農との関係をはつきりしなければいけない、あるいは保安林——國土保安の関係で今日工事を必要とするような点だけは保安林として扱われておるが、それは点の集積のようなものであつて、重要河川のごときものは、もつと廣範囲に保安林のごとくいわゆる國民的な制約をその山につけなければいけない
このような状況におきまして、日本の國土保安に対して、何人もこのままにしてはいかんという考えを持つておられることは言を俟たないのであります。これに対しまして、政府はどういう処置を取つたか。先程お二人の言われた通り、全く軽微な、極めて低調なる施策を持つておつたのでございますが、大体こういうような大きな仕事をするためには、あらゆる良い條件を重ねてやつてもなかなかできないのであります。